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シーズン滑り出しに成功

 四月の六大学戦からシーズンが始まり、約2ヶ月が経とうとしているが、今年の東大空手部は近年類を見ないほどの活躍を見せている。

 その片鱗を見せたのが六大学戦であった。ここでは毎年強豪私立大学との熾烈な戦いが繰り広げられるのだが、全員が勝利への執念を燃やし、男子団体組手で5年ぶりとなる6位脱却を果たした。中でも主将・萩原は全試合勝利し、チームに勢いを与えてくれた。女子個人組手でも林(四年)が3位入賞となった。

 5月の関東学生空手道選手権大会では、男子組手で東別府が4回戦まで進出し、チームだけでなく個人の能力も飛躍していることを感じさせた。

 そして先日、6/2の東日本学生空手道選手権で男子がベスト16入りし、全日本大学選手権への出場権をはやくも掴んだ。特にこの試合の2回戦は、前年度まで格上と見なしていた関東学院大学相手に勝利を収め、選手・監督ともに成長を実感した。東大空手部は私立大学の脅威になりうるチームだということを見せつけることになっただろう。

 これから七大学戦での女子三連覇、男子は悲願の優勝を果たすべく夏の正念場を迎えることになるが、今のチームに不安はない。最高の滑り出しをした今年度、最高の締めくくりで終えてくれるだろう。