入部に関するQ&A

Q1 未経験でも大丈夫?
Q2 東大空手部のレベルは?
Q3 入部に必要な手続きは?
Q4 部活をやって行くうえで必要な費用は?
Q5 上下関係は厳しくないか?
Q6 合宿について
Q7 東大空手部の流派は?
Q8 極真空手などとは違う?
Q9 試合形式は?
Q10 年間に参加する試合は?
Q11 「寸止め」ルールの練習をしていて、護身として使えるか?
Q12 痛くない?
Q13 勉強と部活の両立は可能か?
Q14 体力に自信がない。
Q15 他大学の学生でも入部できる?
Q16 練習場所・時間は?
Q17 指導者は?
Q18 昇級・昇段の仕組は?
Q19 マネージャーの仕事は?
Q20 もっと空手部のことを知りたい。

Q1 未経験でも大丈夫?

未経験者でも強くなれる練習メニューを組んでいますので、未経験で始めても必ず強くなれます。

経験者は全体の3割弱ほどで、未経験で始めた選手が試合で活躍する機会が多くあります。実際に未経験で大学から空手を始めた部員が全国国公立大学選手権の優勝等に大きく貢献しています。

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Q2 東大空手部のレベルは?

組手のレベルは全国の国公立大学の中ではトップレベルです。また、強豪ぞろいの関東学生空手道連盟において、スポーツ推薦入学が多く揃っている私大と互角の戦いを演じることもしばしばです。

東大空手部は良い練習は取り入れ、頭を使いながら練習をすることによって効率的に技術を習得し、高いレベルを達成しています。

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Q3 入部に必要な手続きは?

入部のための手続きは特に必要ありません。入部金も一切ありません。

部員に入部したいと伝えればそれで入部ということになり、そのまま部員としてそれ以降の練習に参加していただければよいです。新歓期(四月~五月頭)は、新歓練習を行っているので是非いらしてください。他の時期であっても、練習に見学に来て全体の練習を一通り見た後、次からちょっとやってみたいということであればミット突いてみたりなどの体験練習も可能です。基本的に年中いつでも入部することができます。

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Q4 部活をやって行くのに必要な費用は?

大きく以下の費用がかかります。

備品費 入部後に空手の練習と試合に必要となる道着、拳サポーター、マウスピースを買います。全部で2万円ぐらいかかるでしょう。これで個人で準備すべき4年間分の備品が揃います。
部費 年に2度ほど、1回5000円程度集めます。テーピングやコールドスプレー等の消耗備品は部費から賄います。
合宿費 年に3回実施する合宿において、それぞれ費用がかかります。1回の合宿で約15,000円程度の自己負担が発生します。

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Q5 上下関係は厳しくないか?

古典的・体育会系的な上下関係は皆無です。

東大空手部は学年分け隔てなく、非常にフレンドリーに接しています。しかしただ馴れ馴れしいのではなく、もちろん先輩に対しては礼儀をもって接します。東大空手部で身につけることができるバランス感覚のある人付き合いの能力は、社会に出た後でも大いに役に立ちます(OB談) 一度練習の見学に来ていただければ、この雰囲気を実際に感じていただけると思います。

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Q6 合宿について

合宿は年に3回実施します。

夏合宿 (8月上旬) 足腰を鍛えつつ海を楽しむ合宿。静岡県の伊豆半島の南に位置する下賀茂にて行う。駒場生が主体。
秋合宿 (9月) 高い負荷をかけた基本練習により全身を鍛えつつ自身を追い込む合宿。検見川にて行う。全員参加。
春合宿 (3月) 主に足腰を鍛える合宿。下賀茂にて実施。全員参加。

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Q7 東大空手部の流派は?

東大空手部は「和道流」という流派の「全日本空手道連盟和道会」という会派に属しています。

和道流は空手四大流派(松涛館、和道流、糸東流、剛柔流)の一つです。和道流は神道揚心流という柔術の影響が色濃い流派であり、「捌き」「流し」「押し」「引き」「入り身」「転身」などの技法が見られるのが特徴です。相手の正面からぶつかるのではなく、自分の正中線を常に相手の攻撃目標から外させてやるものであり、極めて合理的な技法といわれます。これはそのまま現代の組手試合に対応できるものであり、没個性化してしまったといわれる現代の試合においては、流派の特色を試合で打ち出せる稀有な例となっています。(和道会ホームページ「技術」より)

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Q8 極真空手などとはどう違う?

極真空手等のフルコンタクト空手は直接打撃で試合を行うのに対し、我々の空手は寸止め形式で試合を行います。

空手の歴史には諸説ありますが、中国でもかなり完成度の高い拳法(太祖拳系の南派拳)が琉球に伝わり、その当時の禁武統治の下で徒手空拳の武術が那覇手(なはて)、首里手(しゅりて)、泊手(とまりて)として各地に発達し、それらを総称して唐手(からて)と言ったといわれています。本土に伝来してから日本古来の武道と融合し、空手(からて)として四大流派(松涛館,剛柔流,糸東流,和道流)をはじめ多くの流派が派生し盛んになりました。 空手の普及と共に試合制度の確立が必要とされ、安全性の観点から組手試合において「寸止め」によるポイント制のルールが取り入れられました。それが我々が稽古している空手で、いわゆる伝統派空手です。伝統派空手の試合では、攻撃対象部位として顔面が認められています。 一方で、胴体に対しては直接打撃を認めつつ、相手の顔面に対しては蹴り技以外の打撃を認めないことで安全を確保するような試合形式の空手(フルコンタクト空手)も生まれてきたわけです。極真会館や正道会館などの空手はこちらに分類されます。 ルールが違うために試合の戦い方も違いがあります。両社の最も顕著な違いは組手におけるスピード感と間合いだといえるでしょう。伝統派空手の組手においては一つの技が勝負を左右するため、間合いの駆け引きとスピードが重要な要素となります。自分が間合いを取ったらその瞬間に相手に攻撃をかけるのは当然ですが、間合いの外からでも一気に間合いを詰めて自分の間合いを取って攻撃したり、逆に相手を自分の間合いに引き込んでその出鼻を叩く(カウンター)といった組手が多くなります。

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Q9 試合形式は?

試合には以下のように組手(くみて)と形(かた)の2種類の形式があります。

組手 ポイント制。攻防の中で攻撃が相手を寸止めで的確に捉えたらポイントとなります。有効(突き技)で1ポイント、技あり(中段への蹴り・背面への突き・連続技)で2ポイント、一本(上段廻し蹴り・転ばせてからの突き)で3ポイントです。大学空手(学連ルール)では1試合6ポイント先取で勝負が決まります(二本勝負)。試合時間は多くの場合で2分間です。2分間が終了するまでどちらかが6ポイント先取しなかった場合、ポイントを多く取った選手の勝ちとなります。 組手には個人組手・団体組手があります。団体組手では1チーム5人(女子は3人)で、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の順に相手チームとそれぞれ戦い、勝った人数が多いチームの勝ちとなります。
空手の様々な動き(攻撃・受け・それらの連動作)の演武を形といいます。形試合は個人型・団体型がります。個人形は一人で演武し、団体形は3人で一緒に演武します。審判5人による得点によって全体順位が決まる方法と、トーナメントで順位を極める方法があります。

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Q10 年間に参加する試合は?

学連の試合、和道会の試合をはじめとして、年間で10以上の試合に出場します。試合を目指したい人には事欠くことはありません。

学連関係 東日本大学空手道選手権大会(団体戦) 関東大学空手道選手権大会(団体戦) 関東学生空手道選手権大会(個人戦) 関東学生空手道体重別選手権大会(個人戦) 全日本大学空手道選手権大会(団体戦)
国公立大会 東京都国公立大会(団体戦) 国立七大学体育大会【七大戦】(団体戦) 全国国公立大学空手道選手権大会(団体戦)
和道会関係 和道会全国大会(団体戦・個人戦) 和道会関東大会(団体戦・個人戦)
全空連関係 東京都大会、文京区大会、渋谷区大会、等

年間のスケジュールはこちらをご覧ください。

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Q11 「寸止め」ルールの練習をしていて、護身として使えるか?

使えます。

組手試合において、ただ単に相手に対して寸止めされた攻撃をすればポイントとなるわけではありません。「その攻撃を寸止めしなかったら相手が倒れている」ような強い攻撃で、なおかつコントロールされた攻撃であった場合にポイントとなります。特に大学空手においてはポイントの判定は厳しく行われますので、弱い攻撃であった場合は決してポイントになりません。よって試合に勝つためには、強い攻撃ができるように普段の稽古からサンドバッグやミット・巻き藁を突き蹴りして、攻撃の力を高めなければなりません。また、強くてコントロールされた攻撃というのは間合いやタイミング・極め等において高い技術レベルが要求されます。よってポイントが取れるレベルまで達したら、護身としての力もある程度は身についていると考えることができるでしょう。

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Q12 痛くない?

組手試合は「寸止め」ルールで行われますので、安全上の問題は他のスポーツと大差はありません。

ただし「寸止め」自体が高いレベルの技術を要求され、かつ組手自体が常に間合いが変わる攻防であるために、稀に当たってしまうこともあります。よって、痛いときもあります。

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Q13 部活と勉強の両立は可能か?

もちろん可能です。

練習は18:30から始まりますので、授業は全て出ることが出来ます。五限が終わる時間が18:35だと思いますが、是非授業を優先してください。試験前・試験期間には試験休みがあるのでしっかりと勉強をすることが出来ます。 あとは本人の学業に対するやる気次第でしょう。

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Q14 体力に自信がない。

真面目に練習をすれば誰だって強くなります。要はその人の気持ち次第です。

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Q15 他大学の学生でも入部できる?

他大学の方であっても、やる気があって東大空手部にとってプラスになっていただける方であればプレーヤー・マネージャー共に大歓迎です。

ただしプレーヤーの場合、試合の出場が制限されます。主に学連の試合などの”大学空手部”の立場として参加する試合では、当然のことながらメンバーは東大生のみで構成されなければならないので、出場することができません。入部される場合にはその点をあらかじめご了承願います。和道会大会や都大会・区大会等の、特に大学空手部の立場を取る必要のない大会には参加可能です。

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Q16 練習場所・時間は?

一二年生は月水金、駒場に18時に集合し、18時半から第一体育館1Fの剣道場で練習をしています。土曜日は、12時半に本郷の七徳堂に集合し、13時から練習が始まります。

詳しくはこちらをご覧ください。

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Q17 指導者は?

師範代行で指導委員長の龍野順久先輩(八段)や西村洋輝監督(元和道流大会世界チャンピオン)をはじめとし、試合で強豪と渡り歩いてきた実績がある多くのOBの先輩方や指導委員が指導に来てくださいます。

監督やOBの先輩方はいつもいらっしゃるわけではないので、その時は現役の先輩の指導のもので練習します。私達も、新入生が入部してきた時は親切丁寧に、わかりやすく指導できる様にがんばります。

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Q18 昇級・昇段の仕組は?

東大空手部内で実施される昇級審査で1級または1級下が認定されたら、和道会が開催する昇段審査を受験することができます。

昇級審査は年に3回、東大空手部の指導委員により構成される審査委員の審査の下、東大空手部の部内で行われます。東大空手部の指導委員長は和道会の級認定の資格を持っているため、ここで認定された級は和道会の正式な級として扱われます。 昇級審査で「1級」もしくは「1級下」が認定されたら、和道会が催している昇段審査を受ける事が出来ます。真面目に練習をしていれば2年生の頃には初段(黒帯)を取る事が出来るでしょう。 和道会は世界的規模の団体なので、ここで取得した和道会の段は武道の段位として十分に価値のあるものです。

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Q19 マネージャーの仕事は?

マネージャーには選手の練習環境向上にかかわる仕事全般を請け負っていただいています。

例として、練習記録をつける、時間を計る、怪我人の救護をする、ビデオカメラで練習を記録するといったことがあります。それ以外でも部員をサポートしていただけるような事であればなんだってありがたいものです。 上記のような事も大切ですが、マネージャーとして入部した場合にまず初めにやって欲しいことは、空手がどんなものかというのを知ってもらうことです。空手がどんなものであるかを知れば、練習記録をつけるのだってもっと楽しくなります。皆が練習しているのを座って観察しているのも楽しいものです。基本の練習の時などは部員の動きがそろっていて、見ていて気持ちいいですよ。

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Q20 もっと空手部のことを知りたい。

こちらより、ぜひお問い合わせください。

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